KITA Eng.sub

KITA Eng.の別館。北海道でサーバーとかICTとか教育とかについて考えている人が綴るblog。

YED--Youth Encouragement Discovery in Youth+Center で感じたこと・考えたこと


photo by TheAlieness GiselaGiardino²³

札幌市若者支援総合センターで開かれた、YEDに出向いてきました。クマが出てくる奴とか、語学とかプレゼン教材にされているやつではありません。「Youth Encouragement Discovery」です。

若者が今どんなことを考えていて、どんなことを取り組んでいるのか、お互いに知るきっかけの場になることを目指しています!!

というイベントで、6人のスピーカーが、それぞれ7分くらいずつであれこれと語りました。以下、それぞれのスピーカーの話で印象に残ったこととか、思い浮かんだこととかです。

各スピーカーについての紹介は、Facebookイベントページにあります。

No.1 猪野 真大 さん

スピーカー紹介の流れでいけば、バンザイ魂での話かと思いきや、西日本をヒッチハイクで巡ったときに印象に残った場所と、そこでの経験を踏まえてのこれからのやりたいことのお話でした。

ヒッチハイクで巡って印象に残ったまちというのが、島根県隠岐諸島にあるまち「海士町」。都市部と比べれば、コンビニもない、娯楽施設もない……。と、なんだか寂しいところだと思って行ったけど、そこに暮らす人たちはそんな事に嘆いている様子はなかったと。むしろ幸せそうに暮らしていたとも。
むしろ都市部のように、隣人が誰なのか分からないとかではなくて、島中で濃い人間関係があるように見えたとのこと。

「ないものはない」海士町のスローガン

地域の人どうしの繋がりを大切に、無駄なものを求めず、シンプルでも満ち足りた暮らしを営むことが真の幸せではないか? 何が本当の豊かさなのだろうか?
東日本大震災後、日本人の価値観が大きく変わりつつある今、素直に『ないものはない』と言えてしまう幸せが、海士町にはあります。
海士町、『ないものはない』宣言!|隠岐郡海士町オフィシャルサイト

沢山のモノやサービスが提供されることがあたりまえになった、現代の都市部。戦後、物質的な豊かさの不足を解消しようと真面目につっぱしてきた日本は、今や大ざっぱに見れば物質的な豊かさはすこぶる高い。一方で、幸福度はそれほど高くないという話があるとかないとかってことを耳にする。 最近ではシンプリストなんていうのが、流行しているような雰囲気がある。

月並みな言葉になるけど、「便利であること」を追求していったら、満たされるはずであった「幸せであること」からずれてしまっていたり、困っている人々のためによりよいサービスを提供しようと「サービスとしていろいろ提供する」ようになると、実は「コミュニティで助け合う力」が弱まって新しい困っている人を生んでしまったり……。

何事も「いい塩梅」ってのが難しいのよなと思うんです。

No.2 上鹿渡 諒平 さん

全く興味の無かった学生団体にどっぷり漬かって、代表として活動するまでになったよという話。

「やってみることで分かることがある」一方で、何かをやってみるって経験が乏しいと、一歩を踏み出すのが億劫だったり、怖かったりするもので、なかなか難しい。けど、ちょっとしたキッカケさえあれば、一歩がその先の何十歩、何百歩にもつながったよっていう事例。

一歩を踏み出すためのキッカケを与えてくれるのは、「何か」との出会いなんですよな。人・本・事件……。そして、それと出会うタイミングも大事で、自分の中で何かモヤモヤがあるときにそういう出会いがあると、一歩を踏み出して、しかも、その先の何十歩にもつながるような気が、いろいろな人の話を聞いているとします。

No.3 土屋 大 さん

リフレーミングのお話 Ver.生き方 とでも言いましょうか。

フレーミングっていうとなんだか小難しいような気もしますが、「まるとばつがえがくもの」っていうとなんだか面白そうでワクワクするタイトルだなと思いました。というか、今日のトークの中では一番考え方として面白いなと思ったものでした。

文章で書くにはちょっと……なので、また別の機会にちょっとまとめたいと思います。(というとまとめないことが多い……)


本当は個別編を6人分書きたかったけど、力尽きたので………、前半戦の3人分だけです……。
後半のスピーカーの皆様ごめんなさい。

プチ宣伝

中の人じゃないけど、面白いイベントだと思うので、プチ宣伝。第2回目の開催が決定しているとのことです。

2016年2月21日(日)
16:00~18:00 札幌市若者支援総合センター

今回行きそびれた方々、情報が無かった方々、是非是非お誘い合わせのうえ、行きましょう!