KITA Eng.sub

KITA Eng.の別館。北海道でサーバーとかICTとか教育とかについて考えている人が綴るblog。

王様達のヴァイキング1-9を一気読みした。

昨日、ちょっとおもしろいこと書いてるblogはないかなと思って、今週のはてなブログランキング〔2016年1月第1週〕 - 週刊はてなブログ を見たんですが、第30位にランクインしていた以下の記事が気になったので見てみました。

www.kiyoichi-t.com

最近すっかり本と言えばKindleのお世話になっている、斉藤的には、新しいKindle本との出会いになるかと思って覗いてみたところ。。。

これにすっかり目が止まってしまいました。

まぁ、一応ネットセキュリティとかにも気を使わなきゃな仕事をするようになったこともあったりして、テーマとして面白いなと思いました。あと、主人公の設定が、クラッキングの腕は天才的だけど、高校中退、バイトクビとみてなんだか、もしやのほっこり系要素を含むのではないかというセンサーが働いたようで、数秒後にはポチってました。

主人公は、人づきあいが苦手だけど、一つのことに強いこだわりを持って取り組んでとんでもない力を発揮する、集中しだすとまるっきり周りは見えない、、、いわゆるアスペさんです。ちょっとこだわりが強くて、人づきあいが苦手なだけだから、周りの理解があれば、素敵な能力を発揮してくれますし、社会性も少しずつ高まります。

クラッカーとかハッカーとかっていうIT周りのコアなことだけの漫画じゃなくて、いわゆるアスペさんでも周囲の環境で、力をうまく発揮したり、しなかったりとかいう発達障害にまつわることとかを考える視点で読むのもちょっとおもしろいかなと思いました。

昨晩、1-9巻を5時間ばかし読み続けてしまったわけですが、そんな中で一番印象に残ったのが次の一コマです。 f:id:kacchan822:20160106201420p:plain

王様達のヴァイキング(6) (ビッグコミックス) [Kindle版] さだやす (著), 深見真 (著) 小学館 2015より

普通に考えれば実行不可能な状況の中での主人公、是枝が放った一言。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ」ってやわらかい口調のパターンは語り継がれやすいこともあってか、随分と語り継がれていますが、この一コマの力強い言葉がなんだか、じんわりきました。

なんだか、最近そういう自分の限界の突破が必要なほどに緊迫した勝負・状況って経験していないなって、ふと思いました。なんだかね、闘争心ってやつに火が付いた、つけたい気がしますが、どこで戦うかがはっきりしない今日この頃です。

とかく、結構おすすめのシリーズです。お試しあれ。

新年書きはじめ。

改めまして、皆さま、あけましておめでとうございます。2016年もどうぞよろしくお願いします。

さて、 年の初めはその一年の抱負とかいったことを書くのが習わしだと斉藤は勝手に思っていますと、どこかで見たような口上はさておき、、、

1. 「書く」

とある集いでは、「イベントに参加して参加レポを書くまでがイベント参加ですよ」とよく聞くものがありますが、自分が受け止めたこと、吸収したことを、書き出すって行為は、対象に対する自己認識を深めることでも大事だし、面白いなとか思ったことや、培えたノウハウは少しでもみんなで共有したほうが、更に一歩先、一段階深くなるのが進んでもっと面白いことになると思うのです。

"KITA Eng."も、"KITA Eng.sub"も、どしどし書き連ねていきます。一つでも、良記事といわれるようなものが書けるといいのですが…。

2. 「創る」

なんだか、「書く」と微妙に被らないでもないですが、「写真」と「webサービス」の2つを中心に「創る」ってことに取り組む一年にします

記録写真という名の一応お仕事としての写真撮りはここ数年ずいぶんとやってきましたが、趣味としての写真撮りはすっかりほったらかしていましたが、こちらを復活させる時間がつくれそうなので、再開します。

幾度も習得できずに終わっているプログラミングのお勉強ですが、つくってみたいwebサービスの構想があるので、何度目の正直かは全く謎ですが、何とか2016年中にリリースできるように、プログラミングのお勉強やら、コンテンツの用意やらを進めていきます。

3. 「走る」

普通にしていたら運動不足になること間違いなしなので、ひとまず走ります。マラソン大会も出られるくらいに調整していくかまではなんともですが…。本当は、サッカーかバスケットを再開したいところですが、札幌で活動しているよさげな団体の当てがないので…。情報があればお待ちしています

という実際に「走る」ってことも取り組みつつ、これまで通りフットワーク軽く、いろんなところに首を突っ込んで、ワクワクを吸収したり、提供できたらと思っています。(様々なお誘いお待ちしてます。というか嗅ぎつけます←)


2016(平成28)年も、充実した日々が一日でも多くなるように、息切れしない程度に駆け抜けて行きますので、給水ポイントやら声援やらをいただけますよう、よろしくお願いします。

新年の書きはじめを…。

せっかくの実家帰省中なので、たまには幼少時代を振り返ろうと思って、小さいころにヘービーユーザーだった、魔獣の住む公園3つを回ってみました。こいつらのおかげで斉藤はたくましく少年として育つことができたのは言うまでもありません。

魔獣オクトパス。

魔獣ナメクジリ。

魔獣…私は誰でしょう!?

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年の瀬なので、2015年を総括する!?

年の瀬にはその一年を振り返るのが世間の習わしということで、 このblogでも、過去3年続いてきていることなので、今年も一年を振り返ってみましょう。 北の大地の教師の卵: 2013年締めくくり

といったのが、2013年が最後。2014年はすっかり締めくくらすに終わっていましたので、今年は書きましょう。

「変化」

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"Rails and bikes in Amsterdam" by Giuseppe Martino on flickr

2015年を大雑把に振り返ったときに思い浮かぶ二文字は、「変化」でした。主に、2015年の最後1/4の期間なんですけどね。

高校教員 → 技術者

自分の周りではいろいろと物議を醸した(ている)話題です。2015年9月末をもって、これまでずっとメイン路線として走ってきた教育の道から、サブ路線として走ってきたICTへとメインで走る路線を乗り換えました

どうして?の問いに、聞き手が期待する答えを返せるほど、まだ客観視はできていませんが、「総合的に判断して」っていうのが間違いない答えです。現状、未来、過去、気持ち、機会、時機…、いろんな要素をまとめた結果です。最近だと、ちょっと関係している思いとして、こんんなことをつぶやきました。

実はミソなのが、あくまでメイン路線を乗り換えましたということです。自分の中でこれまで大事にしてきた、教育、ICT、科学の3領域については、これからも変わらずかかわっていく予定です

WindowsLinux

サーバーの構築や保守を主とする仕事を始めたこともあって、ここ数か月はWindowsというよりもLinuxCentOS,Ubuntu)を触っている時間が多くなりました。「黒い画面を見つめている」と最初は形容していたのですが、「それ、何もしてないってことじゃん!」って言われるので、「黒い画面の前で、魔法の呪文を唱えている」と形容するように最近はしています(あまり変わらない!?)。もう少し素敵な形容をできるように2016年はなりたいものです。

「ポプラ」

f:id:kacchan822:20151231152126j:plain 転職後、札幌市ポプラ若者活動センターでのイベントにしばしばお邪魔するようになりました。百人一首(下の句かるた)とか、まちづくりトークとか。その中で、新しく出会ったいろいろな面白い活動をしていたり、新しい刺激を求めて伸びていってたりする人々と、時間を共有できたことは、2015年の大きな収穫の一つです。札幌市ポプラ若者活動センターは面白い場所にどんどんなっているのです!!ポプラの皆さま、ポプラで出会った皆さま、ありがとうございました。

「バスケットボール」

f:id:kacchan822:20151231151615j:plain 2014年9月から退職までの1年間、バスケットボール部の顧問を仰せつかりました。期限付任用でいた、最初の学校でもバスケットボール部の顧問だったのですが、自分の人生の中では、バスケットボールなんて、一番縁遠いスポーツでした。中・高校の体育とかでもバスケットボールをやっている人々もいましたが、選択制だったので、自分はいつもバレーボールでした。微妙にサッカーと戦術的には考え方が重なるところがありながらも、ルールの上でかなり違うところが多いのがなんだか、敬遠していた理由かもしれません。

けど、なんだかんだで通算2年間、顧問としてまじめにバスケットボールに携わったことで、ずいぶんと面白さがわかりました。自分のやっていたサッカーと比べると、2次元のサッカー、3次元のバスケットってイメージです。もちろんサッカーだって3次元なんですけど、一人が出せるパスコースの多様さは、バスケットのほうが多くて、その分複雑さがあって面白いなと思いました。

ルールも理解すればするほどに、緻密にできていて、審判をやる難しさも感じました。出会いに恵まれて、北海道公認B級を取得までは進めましたが、転職のこともあって、公式戦で笛を吹く日は来ずでしたが…練習試合とかでは、多少はまともに吹けるようになったのでした、笛とワッペンと感覚は大事にしまってあります。いつか、活動する日が来たらいいのだけど…。


細かいことはまだまだたくさんある気がするんですが、ぱっと思いついたのはこれらです。とかく、なんだかんだで節目というか都度思うことですが、「出会いに恵まれた人生」を送れていることに大変感謝です。今年、いろいろと関わり合いがありました、すべての皆さまが健やかに2016年を迎えられることを祈っております。2015年ありがとうございました。2016年もどうぞよろしくお願いします。


ちなみに、

あけましておめでとうございます。昨年は「北の大地の教師の卵」で書き始めてから初めて月に1つ以上の記事を毎月書くことができました。 ご覧いただいている皆様のおかげです。ありがとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 さて,年の初めはその一年の抱負とかいったことを書くのが習わしだと斉藤は勝手に思っています。少なくとも,このブログ上では過去2年間続いてきたことです。 北の大地の教師の卵: 2013年書き始め

というのもあるのですが、こちらも2014年、2015年はすっかり書き始めてなかったので、2016年は「書き始め」もできるようにゆるゆると頑張ります。

日本の教員の多忙感はを減らすのは、技術でも外部連携でもない…

たまたまだろうけど、最近、教員の負担減についての話題が立て続けてでてきていた。 Twitterでは、こんなつぶやきを残していた。


テクノロジーで効率化を進めればいい?

技術の進歩でいろんなことが、自動化できたり、手間を省けたりするようになった現代社会。 教育の現場にもいろいろなテクノロジーを入れて効率化を図ろうって流れがあるけど…。

工業製品を作るって面では、どんどん自動化したり、手間を省いて低コストで作れればいいだろうけど、 こと教育においては、自動化しないことに意味があることもあるし、手間がかかるからいいことってある。

工業製品はある一定の材料からある一定の規格に合わせて製品を生産するのだけど、 教育は、その時点までの生活経験・体験の違う人の人格を「完成」させるのであって、スタートラインが 違ったり、その過程の効果だってずいぶん違う。そもそも「完成」ってなんだって問題もある…、

手間暇かけるしかないんだよな。工業製品の製造管理的に考えれば、非合理的な方法が、 実はあとからじわじわ利いてきたりするし…。


もう一つ流行り!?なのが、外部人材の活用

教科とか総合的な学習の時間とか、キャリア学習とかでスポット的に呼んだり、継続的に一緒に活動したりってのはいいと思うけど、部活を外部コーチに任せきってしまうってのは、どこの学校でもうまく運用できることではないと思う。

いろいろな調査(国際比較とかも含めて)で、部活が日本の教員の多忙管の大きな要因になっているのは、確かだけど、その一方で部活を通した生徒指導・支援が大事な学校や生徒がいるのも確か。うまく外部コーチと連携していかないと教育効果としての部活動の意味合いは小さくなってしまう。この辺のバランス感ってのは難しい。


結局のところ……

長時間過密労働の裏には、スタッフの数と質の問題があるわけで、そこには結果的に投入されている予算額の問題があるわけです。財務省は言います、「児童生徒はこれから減っていくのだから、教員だって減らせ」と。教育の水準やニーズが旧来的なままでいいのであれば、それも可能でしょうけど、今、初等中等教育には求められることが明らかに多いし、変化の時期であるわけです。多様な教育ニーズを満たすために、教員たちは日々奮闘していたりします。聖職という言葉で片づけてしまうのはいささかどうなのかと思うのです。国防や諸外国にいい顔するのも国際社会で日本が生き残るのには必要なのかもしれないけれど、未来の日本を創る人々のために教育への投資も惜しんでほしくないと切に願うのです。